「蔵」のお色直しに動きがありましたよ!今回は内装「壁」です。

漆喰?

筆者も同じことを期待しておりました。ごめんなさい。塗ってません。貼ってます。正直に申し上げましょう。予算削減です。漆喰にご興味のある方は蔵の外側をガッツリ厚塗りすべすべにして頂いているので、そちらで堪能して下さいね。

あぁ。じゃあ、中は簡素に?

な、訳ないじゃないですか。

前回ご紹介したとおり、オーナーの隈江社長は深い織協愛の持ち主です。「蔵」の修復に宮大工さんを呼んじゃうほど、歴史建築を大切にされる方。そして嬉しい事にBeleaf+にも寛大なのです。

話はひと月ほど前にさかのぼります。「好きなの選んでいいよ~」と、分厚~い壁紙のカタログをドン!ドン!ドン!(確かもう一冊ドン!)と複数取り寄せてくださいました。開いてみると、四角く切り取られた何種類もの壁紙サンプルが、各ページごとに、ビルの窓のように並べて張り付いています。それが数十ページに及び、 数冊山積みに。壁紙ド素人のワタクシたち、正直、こんなにあっても選べない…。しかも、うわ~すごいお値段!これで予算削減なんですか?と聞きたくなります。

漆喰にこだわった己が恥ずかしい。それでも、やっぱり漆喰みたいに白いのが…と言いつつ、ワタクシはこれが好きです!と心奪われるのは、某有名なイギリス製の花柄の壁紙だったりするのです。さっきまで漆喰、漆喰などと言っていた口はどこへやら…。そもそも「漆喰みたいな」と言っても、「白い」しか思いつかない筆者、数えきれないほどの壁紙サンプルのほとんどは白っぽいのです。途方に暮れる以外、できることなどありません。某有名イギリス製花柄壁紙のページを行ったり来たりしながら、どうしましょうか?うん、どうしましょうねぇ?もう、絶望的な会議です。

そこに聞こえてきたのが宮大工・吉田棟梁の鶴の一声。

漆喰壁紙って言うのがあるんだよ。

漆喰壁紙とは、漆喰ならではの「すべすべスムーズな手触りと吸い込むような光の反射」を特別な加工を施すことで実現させた特製の代物。ぱっと見では気付かないらしいです。あまりにも特殊なので数も限られているようです。(お値段も特別…。壁紙ひとつ取っても奥が深いですね。)この吉田棟梁の一声で、何百とあったサンプルが、まるで魔法のように片手で数えられる数に激減。助かりました!これならば選べます。

で、そんないきさつがありまして、その漆喰壁紙が「蔵」にやってきました。

筆者、電気の光に照らされた「蔵」の中を見るのは初めてです。では、作業の始まった「蔵」の壁のお写真を数枚。

「蔵」1Fには壁紙を正確に切ったりする機材が置かれている模様。蔵の中、こんなに柱が露出しているのですね。

2Fはもう貼り始めています。この升目状に区切られた壁のひとつ一つに、正確に正確に切って貼って、やっぱり職人のお仕事です。

上を見上げれば複雑な形も。これに合わせてまた切ったり貼ったり。難しそう。ここはあの見事な「水切り」のこっち側です。

作業中の職人さん。やや暗がりだったのと、手さばきがが早すぎて撮った写真は壊滅的なピンボケでした。なんとかとらえた一枚です。

今日から壁紙入るって社長から連絡がありました。と言われて見に行ったのは同日の昼過ぎ。職人さんのお仕事は手際が良くて、あっという間に終わっちゃいそうな勢いです。これを執筆している今、ちょうど丸一日経ったくらいなんですけど、もしかしたらもう終わってるかも?職人技、見逃すのは簡単です。引き続き善処します。

本日締めくくりの一枚は、壁紙とは関係ないけれど、この立派な梁の通った小屋組み。この下でお仕事できたら素敵ですよね。早くお披露目できたらいいなぁと思います。

ところで、漆喰を忘れて見入ってしまった、某有名イギリス製の花柄壁紙、実は、ほんのちょっぴり、アクセントに使って頂けることになってます。

どこかな?どこかな?

皆さま、どうぞお楽しみに!